ウ・ツーリズム | 富士山周辺不動産

2021.09.21

月に帰らず、富士山に帰る。富士市「かぐや姫伝説」

こんにちは!U・TOURISM(ウ・ツーリズム)スタッフの渡邉です。
富士市は、「竹取物語」の発祥の地だということをご存知でしたか?
「竹取物語」の主人公であるかぐや姫。
富士山のふもとに位置する富士市には「かぐや姫伝説」の名残としてゆかりのある地名や神社、史跡などが点在しています。
「かぐや姫伝説」とえいえば、読者の皆さんは、竹から生まれた女の子が成長しておとなになりいずれ月に帰るお話と認識している方がほとんどだと思います。
ところが、この富士市のかぐや姫物語は、一般的に知られている物語とはちょっと変わっているのです。

・・・これがまた面白い。
かぐや姫は月に帰るのではなく、富士山に登って忽然と消えてしまう。というお話。

「え?月じゃないの?」と思わずツッコミたくなりますよね・・・。

日本中世の頃、富士山は限られた修行者のみが登ることができたそうです。
もともと、「竹取伝説」の背後には富士山信仰が潜むと考えられており、霊峰富士の名の如くかぐや姫は富士山そのものの祭神とされています。

ちなみに、富士市比奈の昔の地名は(姫名)と呼ばれていたり、近くの見返し坂と呼ばれる坂道は、かぐや姫が富士山に帰るとき、おじいさん、おばあさんと別れるのが辛くて何度も振り返ったとされる坂があったりと、富士市の比奈近郊エリアの原田地区や富士岡地区にはかぐや姫伝説にまつわる史跡が残っています。
その中でも、竹取公園(富士市比奈)には、竹採姫と刻まれた石碑が竹林の中に鎮座している伝説のちでもあり、富士の「竹取公園」つぃて独特なものを伝えています。本公園では、このような神秘的な地を神来の庭と名付け、かぐや姫の誕生から始める神がかり的な物語を竹採姫の碑を中心に表現するものであります。

この様に、富士市のかぐや姫、竹取物語とは少し変わっていて、富士市の郷土ロマンを感じさせてくれる物語として今でも語り継がれています。
中秋の名月に照らされた富士山と月。

参考文献:かぐや姫ミュージアム内文献・資料
富士市の広見公園内にある「富士山かぐや姫ミュージアム」では、かぐや姫に纏わる資料の収集や保存をはじめ、調査研究、展示室での公開、体験学習や講座などを行っています。
本館では、年間を通し郷土に関する様々な企画展示を行っているほか、富士山へ帰るかぐや姫の物語を紹介するコーナー「富士山とかぐや姫」や、「富士に生きる」「富士山の玉手箱」などの常設展示があります。

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