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2022.04.28

「鎌倉殿の13人」源頼朝ゆかりのスポット巡り

こんにちは!U・TOURISM(ウ・ツーリズム)スタッフの渡邉です。

現在放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。その登場人物である源頼朝(鎌倉殿)は富士地域でも様々な物語を残しています。
今回は鎌倉幕府の初代将軍、源頼朝にゆかりある富士地域の歴史的なスポットをご紹介します。

※『鎌倉殿の13人』は、2022年1月9日から放送されているNHK制作の大河ドラマです。

 

まず今回紹介する歴史的スポットに関する二つの出来事を紹介します。

 

【富士の巻狩り(まきがり)】

源頼朝は1193年(建久4年)に富士の裾野で「富士の巻狩り」を約一ヶ月に渡り行いました。富士の巻狩り権威を誇示するためや軍事演習のために行われ、鹿などが生息する狩場を多人数で四方から取り囲み、囲いを縮めながら獲物を追いつめて射止める大規模な狩猟であったとされています。

 

【曽我兄弟の仇討ち】

富士の巻狩りの最中に、日本三代仇討ちの1つとして数えられる「曽我兄弟の仇討ち」事件が起こります。

これはとても複雑な物語なので要約すると、「曽我兄弟の仇討ち」は、建久4年5月28日、源頼朝が行った「富士の巻狩り」の際に曽我十郎祐成と曽我五郎時致の兄弟が父親の仇である工藤祐経を富士野にて討った事件。

上記二つの出来事にゆかりのあるスポットを紹介していきます。

【白糸の滝】




富士の巻狩りの際に源頼朝が立ち寄って、その美しさに和歌を詠んだとされています。

「この上に いかなる姫やおわすらん おだまき流す白糸の滝」

「おだまき」とは「を-だまき」と書き、紡いだ麻糸を、中を空洞になるようにして球状に巻いたものだそうです。

「おだまきから流れる糸のように水が流れている、滝の上には姫が糸を紡いでいるのだろうか」と詠んでいるようです。

実際の滝も滝幅が広く水量も上品で、本当に白い糸のようでした。

【お鬢水(おびんみず)



源頼朝が鏡のように反射する静寂の水面で髪のほつれを直したと言われています。

風の影響をほとんど受けないので、透明度の高い水質によるものか、水面がエメラルドグリーンに反射しているのが印象的。たしかに、これならば鏡として使えるでしょう。


【音止の滝ー曽我の隠岩】



曽我兄弟が伊藤祐経の宿舎に強襲するために相談していたとされる岩です。その際に滝の瀑音で聞こえなかったため、神に念じたところ、一瞬音が止んだことからこの名がついたそうです。

私も念じてみましたが、一切止む気配はありませんでした。

【狩宿の下馬桜】



源頼朝が富士の巻狩りを行った際に本陣を構えた狩宿の門前で、馬から降りた場所とされる場所です。また、この桜に馬を繋いだともされており、別名「駒止めの桜」とも呼ばれています。
日本最古のヤマザクラで樹齢800年以上と言われています。昭和27年3月に国の特別天然記念物に指定されています。

狩宿の下馬桜は幹が太く立派で、空いっぱいに枝が伸びており、底知れない生命力を感じました。


【曽我寺】



正式名称は「鷹岳山福泉寺」ですが、地元の方々からは「曽我寺」と親しまれています。

境内には曽我兄弟の墓や勇ましい姿の像がありました。近年までは、仇討ちを果たした5月28日に曽我兄弟の供養祭が行われていたそうです。


【工藤祐経の墓】
曽我兄弟に討たれた場所と言われています。お墓には赤い祠と鳥居が建てられていました。

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