こんにちは！U・TOURISM（ウ・ツーリズム）スタッフの渡邉です。

みなさんは「デザインマンホール」と言うものをご存じでしょうか？言葉通りデザインされたマンホールな訳ですが、その歴史は私の想像よりも古く1978年に遡ります。原初のデザインマンホールは小魚がデザインされた沖縄のものだそうで、下水のイメージ向上のために作られたそうです。その後下水道のイメージの向上や理解を深めることを目的とした考えで、建設省が働きかけたことで、全国に広まりました。
現在では、マンホールサミットなるマンホールをこよなく愛す、マンホーラー達が集まるイベントの開催や、マンホールカードなるご当地マンホールをコレクションカードにしたグッズの配布など、各地で盛り上がりを見せているようです。

 

参考サイト

※1 マンホールサミットWEBサイト　http://www.gk-p.jp/activity/manhole-summit/
※2 下水広報プラットフォーム　http://www.gk-p.jp/

今回はご当地デザインマンホールについて富士山周辺の岳南エリアに注目して紹介していきます。

 

岳南エリアのデイザンマンホールに迫る！

まずは富士山の麓の街、「富士市」にてデザインマンホールをリサーチしました。やはり富士山の麓なだけあって、趣深い風情ある様々な富士山がデザインされているようです。

 



【レア度　★】
富士山デザインマンホール（モノクロ）
駿河湾の波飛沫と富士山がデザインされています。富士市の全域で見られる一般的なマンホールです。



【レア度　★★】
赤富士デザインマンホール（カラー）
駿河湾の波飛沫と赤く燃える富士山がデザインされています。晩夏から初秋にかけて霧や雲と朝陽の関係によって赤くそまる富士山を赤富士と言います。こちらのマンホールは1987年に設置が開始され、コレクションカード化しています。

【マンホールカード　配布場所】
平日：富士市総合庁舎 6F
土日祝：富士市役所北口警備



【レア度　★★★★】
富士山と田子の浦港製紙工場夜景とトイレットペーパー

富士市は紙の生産地で製紙工場がとても多いので、紙の工場排水の下水にぴったりなデザインになっています。市内には２ヶ所しか設置されておらず、稀少なマンホールです。こちらのマンホールは2019年に設置開始され、コレクションカード化しています。

【マンホールカード　配布場所】
平日：岳南排水路管理組合総務課業務係
休日：富士市役所北口警備室



【レア度　★★★】

白雲と富士山
モノクロ版に色をつけたマンホールで、市内に数枚しか設置されていません。色使いがシンプルで、素朴さが感じられるデザインです。



【レア度　★★★★★】

夕焼け富士山
こちらもモノクロ版に色をつけたモノですが、市内に1枚しか設置されていません。夕焼けの赤と駿河湾の青のコントラストが美しいデザインです。



【レア度　★★★★★】

六角井戸と富士山
富士山と井戸の湧水がデザインされているモノで、木之元神社の六角井戸と言われる歴史のある井戸湧水がデザインされています。

富士市にはマンホールカードに登録されていない、かつ設置枚数がとても少ない稀少なデザインマンホールが複数あります。また、下水道の他にも消化栓のマンホールにもデザインが施されていました。

富士市の隣、富士宮市のマンホールについても調査しました。
富士宮も富士山はもちろんB級グルメの富士宮やきぞばや名産、イメージキャラクターなどがデザインされた、バラエティ豊かなマンホールがあります。



【レア度　★★★★】
逆さ富士と富士桜

田貫湖湖面より映る「逆さ富士」と市の花「ふじざくら」、歴史的景観の一部である「鳥居」がデザインされています。富士宮市の彩り豊かな美しい自然と、富士山信仰の歴史を表現しているそうです。

【マンホールカード配布場所】
平日：富士宮市役所下水道課
休日：富士宮市役所 1階東側 当直室



【レア度　★★★★】
富士山とさくやちゃんと竹

富士宮市のイメージキャラクターの「さくやちゃん」と芝川エリアの名産の「竹」がデザインされています。地元の星陵高等学校の美術部がデザインしたそうです。こちらのマンホールは2019年に設置開始され、コレクションカード化しています。

 

【マンホールカード配布場所】
平日：休日：富士宮駅前観光案内所



【レア度　★★★★】
白糸の滝と名産ニジマス、B級グルメの富士宮焼きそば

宝永山を抱いている富士山を背景に、名爆「白糸の滝」や名産の「ニジマス」、名物の富士宮焼きそばがデザインされています。こちらのマンホールは2019年に設置開始され、コレクションカード化しています。

【マンホールカード配布場所】
平日：休日：寄って宮観光案内所（富士山本宮浅間大社構内）

富士宮市のデザインマンホールは市内にそれぞれ2枚ずつ設置されているそうです。いずれも観光スポットの周辺に設置されているので、富士宮を観光しながら、ぜひ探してみてください。